ガイドウォーク ~苔の森を歩く~
約30万年前から続く火山活動により形作られた然別湖。火山活動の際に岩がゴロゴロとした岩場(岩塊斜面)が生まれました。
それから長い年月が過ぎ、苔むした深い森ができました。
苔むした森の中には他の場所とか違う生態系が息づいています。この、特別な森をじっくり見つめながら、
かけがえのない自然と地球の結びつきについて見つめてみましょう。
岩塊斜面の生態系
岩がゴロゴロと転がる場所の岩の下には、夏でも氷が残る様な寒い場所があります。
ここから岩の隙間を抜けて吹いてくるのが風穴(ふうけつ)です。
周囲は800m程度の低山ですが、高山植物が多く残っています。
また、シマエナガ(鳥類)などの野鳥はもちんですが、クマゲラ(鳥類)などの天然記念物も
生息する地域となっています。
カラフトルリシジミ(蝶)やエゾナキウサギ(哺乳類)という低温を好む野生動物も生息しています。
自然を守る、見つめる。
私たちは然別湖で1980年代から自然の案内を続けてきました。自然に踏み入ることは、
少なからず自然に影響を与えます。自然を保護しながら利用するという『保全』という取り組みを
鹿追町のとかち鹿追ジオパークと情報交換や遊歩道の整備協力などをしながら取り組んでいます。
■体験メニューの概要
所要時間 | 2時間30分 |
定員 | 10~40名 |
雨天の可否 | △ |
雨天可否 ○=可能 △=雨具(セパレート)があれば参加可能だが気象条件により中止の可能性有。 ☓=中止(雨天メニューへ変更)